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 平成21年度 第18回建築作品

■■■ 講 評 ■■■

審査委員長 新潟大学副学長  西 村 伸 也

 平成21年度第18回新潟県建築士事務所協会建築作品賞の審査は、平成22年3月19日に新潟県建築士事務所協会会議室で14:30 から行われた。

 審査は、西村伸也(新潟大学教授)・地濃茂雄(新潟工科大学教授)・阿部文夫(新潟県土木部都市局建築住宅課長) ・代理 川ノ口信一((社)新潟県建築士会副会長)・中村優晴((社)新潟県建築士事務所協会会長)・ 松田道佳((社)新潟県建築士事務所協会技術委員長)の6名の委員が最優秀賞・優秀賞・奨励賞の選定を様々な視点から行い、 以下の作品を選定した。

 応募作品はそれぞれに工夫された質の高い建築作品で、残念ながら僅かの差で入選しなかった作品も優れた作品で、新潟県の 建築事務所が培ったきた熱意に敬意を表するものである。

 さらに、日事連建築賞応募への推薦作品は、一般建築部門:「あそびの森 すみよし保育園」とすることになった。
最優秀賞 あそびの森 すみよし保育園 (株)S.U建築設計
優秀賞 リプチの森 間知づくりプロジェクト (株)高田建築設計事務所
奨励賞 Flying House 桜観荘 (株)高田建築設計事務所
奨励賞 燕市産業史料館 (株)基 設計


■■■ 建築作品講評 ■■■

○最優秀賞:「あそびの森 すみよし保育園 【(株)S.U建築設計】」は、

 敷地に半円形の建築を置くことで 内部空間と外部空間とを融合させ楽しい子供の空間を実現したプロジェクトである。 床の桐材をはじめ木を沢山使ってしなやかで柔らかいあそび場が創造され、卵の殻を模したデンや外部の遊びの場 が豊かに広がっている。
 バリアフリーにも配慮されていて、ディテール一つ一つにも細かな配慮が重ねられた秀逸な建築作品として高く 評価された。


○優秀賞:「リプチの森 間知づくりプロジェクト 【(株)高田建築設計事務所】」は、

 住宅地全体の造成から建築までを一手に担う意欲的なプロジェクトである。
1.6ヘクタールの土地に、遊歩道、ベンチ、水場、小さな公園が巧みに配置されて、楽しい住宅が立ち現れ始めている。
 祭りや人と人との交流までをデザインする巧みな計画技法は、新しい建築設計の未来提示するプロジェクトとして高く 評価された。


○奨励賞:「Flying House 桜観荘 【(株)高田建築設計事務所】」は、

「桜観荘」の名の通り、桜とともに時間を過ごすことができる魅力的な住宅である。
コンクリート打ち放しと木の床とが見事なバランスで構成されている。
玄関の土間や正面ファサードにあるピクチャーウインドの提案も優れている。

「燕市産業史料館 【(株)基 設計】」は、

四角いキューブをガラスでつないだ空間の構成が、端正な外観と燕市の産業イメージを提示することに成功している。
コンクリートとガラスの対比は、均整のとれた空間に自由に回遊する空間の余裕を巧みにつくり出している。


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